環境活動家グレタ・トゥーンベリは胡散臭い?矛盾発言、親は金持ち?!

出典:グレタ・トゥーンベリ: 最年少のタイム誌パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人) | ギネス世界記録


2019年9月に開かれた国連気候行動サミットで、怒りのスピーチで世間から注目を集め、世界的に有名になった一人の少女がいます。

気候変動対策への重要性を訴え、世界中から多くの共感を集めましたが、その一方で厳しい意見を述べる人も多く現れました。

環境問題について考えるきっかけを与えた存在であり、また実際のところグレタ・トゥーンベリとは一体どんな人物なのか詮索し、どことなく怪しいと感じた人もいるのではないでしょうか。

この記事では、グレタ・トゥーンベリさんについて、なぜ胡散臭いと言われるようになったのかその理由をまとめました。

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グレタ・トゥーンベリが胡散臭いと言われる理由(考察)

①環境活動家としての始まり

グレタさんは発達障害の一つである、アスペルガー症候群であることを公表。

アスペルガーは強いこだわりや関心のあることに対して高い集中力を発揮することから、積極的な活動家として成功を収めたともいえるのではないでしょうか。

ただ、地球温暖化に対する不安が原因でうつ状態になったこと、出身国であるスウェーデンで暑い夏の猛暑と森林火災を体験したことから、地球環境の危機的状況に対する強い恐怖心により、病気のきっかけはどうあれ関心を持ったのがたまたま気候変動だったのではないか、との意見もあります。

また、「過激な発言をするわりには、複雑な環境問題に対して内容が薄い」との声もあります。

②セレブな環境

グレタさんは、地球環境を守るために、自ら肉を食べるのをやめ、ヴィーガンの食生活に変えています。

「環境を大事に考えるのであれば、貧乏生活が必要」という発言もしており、ヴィーガン生活に切り替えることで、地球に優しく、食費も節約でき経済面でも優しいと感じるかもしれません。ですが、住む環境によって物価も違うため、国よってはヴィーガン生活でお金がかかる可能性もあります。

グレタさん自身は裕福な国の出身者であること、父親が俳優で母親がオペラ歌手という芸能一家で生まれ育っており、育った環境がお金持ちであることから、「貧乏生活が必要」という言葉に対して、胡散臭いと思われる理由の一つになるのではないでしょうか。

③台本のある演説

台本を読みながら過激に演説する姿は、芸能一家で生まれ育ったグレタさんにとって、両親から洗脳されやらされているのではないか、と疑問視する声があります。

父親は俳優活動だけでなくプロデューサーとしても活躍していることや母親が政治活動に活発で、気候変動に関するパリ協定(温暖化対策を進めることに合意した協定)を支持していること、『グレタたったひとりのストライキ』の著書も執筆が母親中心であることから、「台本は母親が作成しそれをただ感情的に演説している」との批判的な声があります。

ただ、父親はドキュメンタリーでのインタビューの中で、その疑惑は否定していました。「環境活動家として気候変動について学んでいるのであれば、自然と訴えたいこともでて、台本など書く必要はない」との否定的な意見が目立っています。

④矛盾する発言に世間の反応

あるテレビのドキュメンタリーに映しだされたグレタさんの部屋には、たくさんのぬいぐるみや物が溢れていました。

使い捨てや衝動買いをやめて今あるものを大切にし、シェアしたりすれば、物欲に振り回されることも長時間労働する必要もなくなる

と主張している点では矛盾がでてきます。

物がなく、質素な生活をイメージしていましたが、映しだされた場面は、一般の少女の部屋となんら変わらない可愛らしいお部屋で、大量のぬいぐるみが積み重なっているのを見た時は衝撃をうけました。

グレタさんが発した発言で注目が集まるほど、世間が欠点や悪い面をみつけだし、グレタさん自身が活動することへの表と裏を探しはじめます。安易な発言は、世間からの監視の目が強くなり、同時に危険でもあるということに気が付いてほしい。

⑤矛盾する行動に言及

気候変動に対する環境政策の問題を伝えながら、テレビに映し出されるグレタさんは、パソコンや携帯の使用、電車を利用する姿に、「文明の力をふんだんに使っていながら過激な発言を繰り返す姿に違和感を感じる」との声がたくさんあります。

また、他国からの有識者からは、「経済的に恵まれた時代に産まれ、恵まれた環境で育っていながら、地球温暖化問題に取り組んでいないと大人に向けて非難する前に、文明の力をすべて断ちきることで問題は解決するが、若者はまったく行動しない」との強い反論に賛同する人々もたくさんいます。

⑥環境問題に取り組めていない

過激な発言に注目は集まるものの、実際、環境政策に対する活動は一切報道されないことから、「言っていることとやっていることが違う」との意見があります。

環境活動家として活動している方はたくさんいますが、何を活動し問題に取り組んでいるかをSNSで発信しています。「抗議デモを起こす前に、まずは自身が取り組んでいること、実践していることを中心に発信し環境活動家として取り組むべき」との声もあります。

⑦Twitterの発信

グレタさんのTwitterフォロワー数は、約575万人を越えます。

その中で、他国の気候変動を問題視したメッセージを発信するたびに、気候変動の専門家から論破される投稿があることから、「安易に発言はせず、ちゃんと学んで行動すべきではないか」と言われるようになっています。

また、YouTubeでもグレタさんがスピーチした内容による矛盾点をあげる人々も出てきており、日本の著名人の方々もグレタさんを取り上げ論争している動画もいくつかあります。

世界で名の知れた存在になっているということ、たった一言の発言で、世界が良いようにも悪いようにも変わるかもしれないということを常に心に留めてほしい。

⑧大人たちによる政治的利用

環境活動家による過激なデモにより、環境政策の為との名目で税が課せられ、環境に悪いモノにはお金がかかるように動いてしまうことから、若くて行動力のある若者が、大人たちにいいように使われているのではないか、との疑惑があります。

活動が活発になればなるほど、お金が大きく動くことから本当に地球環境のために動いているのか、漠然とした疑問がでてきます。

⑨中国に対する批判がない

中国は急激な経済成長を果たし、CO2排出量の多い石炭をはじめ化石燃料への依存度が高いことで、CO2排出量は米国を抜いて世界一の規模となっています。

環境汚染大国である中国に対して、強く批判的な発言がないことから、中国の悪態から目を背けさせる道具として使われているのではないか、との意見がありました。

一度だけTwitterで批判はしているものの、迫力がない文面、それ以降中国に対しての発言がないことから環境活動家として胡散臭いといわれる一番の要因なのかもしれません。

⑩本当の問題に直視していない

環境負荷となる経済活動を批判し、環境問題を問題視することは間違っているとはいえませんが、環境負荷を軽減するためにあらゆる価格の高騰が始まり、エネルギー貧困が拡大していることの問題もあります。

世界には貧困状態で生活している国もあり、今日の食べ物に困っている子供もたくさん存在し、世界の環境問題の主な原因は、貧困であるともいわれています。

「貧乏生活が必要」と発言するグレタさんには、貧困国で起きている環境問題もあるということを知ってほしい。過激なデモによって、世界を巻き込む負のリスクがあることも理解していないため、「本当の問題は何かをわかっていない」との批判的な声をあげる人もいます。

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グレタ・トゥーンベリは胡散臭い?私の考えまとめ

グレタトゥーンベリという若者が環境問題を問題視し環境活動家として活動していくのは何も問題はないと思います。

環境問題に無関心だった人が、問題を直視し、今取り組むべき問題は何か、環境問題のために何ができるかを考える良いキッカケになることもあります。

ただ、批判的な人々の声にも耳を傾けてほしい。

映しだすメディアは、いいように報道を広め、情報を操作する恐ろしいメディアでもあります。何が正しくて何が間違っているのか、正しく情報を集め判断するのも大事です。感情的に活動するのではなく、今私たちができることを語りかけてほしい。

グレタさん自身、とても知的で行動力のある少女であるので、気候変動という複雑な環境問題に対してもっと深く学び活動してほしいと思います。