出典:明治薬品株式会社
明治薬品株式会社(明治薬品)がインターネット上で「胡散臭い」という評価を受けていますが、果たして本当でしょうか?
明治薬品はネットでの広告やマーケティングが多い印象がありますよね。
今回、明治薬品が胡散臭いと言われる理由について調査して様々なことがわかりました。8つのことがらについて解説していきたいと思います。
明治薬品が胡散臭いと言われる理由(考察)
①明治薬品のネット・SNSでの広告が話題に
明治薬品はインターネットで広告を出していることが多くありました。その中で「正露丸の会社」と会社を紹介していたことがあります。
皆さんのイメージだと正露丸は「ラッパのマーク」の大幸薬品ではありませんか?
実際、SNS上でも大幸薬品のパクリだと言われている投稿がありました。
しかし、「正露丸」は大幸薬品の商標登録ですが、裁判で普通名称とされて商標権が無効となっています。なので実際に「正露丸」を販売している明治薬品の広告は間違ってはいないのですが、大幸薬品のイメージのある消費者からは批判されているようです。
最近表示されている広告からは正露丸の文字が消えているようなので、今後はイメージが変わっていくものと思われます。ですが、やはり人々のインパクトに残っているため「胡散臭い」と言われてしまうのでしょう。
②ロゴが他の企業と似ている?
明治薬品のロゴが「小林製薬」のものと似ていると言っている人もいました。公式サイトの明治薬品のロゴは中が白く外枠が黒い菱形です。
しかし、製品についているロゴは違い、平行四辺形が3つ並び、真ん中に白い丸がついています。
一方、小林製薬のロゴは青い平行四辺形が3つ並んで真ん中に白い丸があり、鳥の形を模しています。確かに色は違いますがかなり似ているので、紛らわしいと思ってしまいますね。
③「正露丸」以外の広告も?
もちろん広告バナーはいくつかあり、他の広告も話題になっています。
「ニューモ」という育毛剤の広告は土下座する人の写真が使われていました。これに対し、一部の人からは「不快だ」という声があがっているようです。
恐らくこの広告はインパクトを狙ったもので、実際に話題に挙がっています。
賛否両論あるかもしれませんが、広告としては成功しているようです。特にこの広告はニューモのセールを行う広告で、1人でも多くの人に手に取ってもらい、ニューモを知ってもらう役割があったと思われます。
過剰に感じる表現かもしれませんが、明治薬品が広告上で誠意を見せるために「土下座」を使ったのだとも考えられます。
こういった攻めた表現方法も、胡散臭いと言われてしまう原因かもしれません。
④会社のアカウントに問題がある?
明治薬品をX(Twitter)で調べたところ、複数の「公式」という文字がついたアカウントがヒットしました。
それらの全てが商品名であったため本当に公式のアカウントなのだと思われますが、ユーザーが調べる方法がなく、公式マークの無いものもあり、不審に思う人がいると考えられます。
いくつかのアカウントは数件のpostのみで、それらも通販に誘導するようなものではありませんでしたし、postが無いアカウントもありました。
恐らくですが、広告を打つために使用されているため、postを使ってないのではないかと思います。数件しかpostがないアカウントの中でも、公式マークがついているものもありました。
また、明治薬品が力を入れているEスポーツの施設「明治薬品 ACTIVATION CENTER」の公式アカウントは頻繁にpostしているようです。
明治薬品 ACTIVATION CENTERは富山県にあり、Eスポーツ体験やプログラミング教室などを行なっていました。明治薬品は幅広い活動を行っていると思われます。
ですが商品名を広告で見てからプロフィールに飛んでも情報がほとんどないので、知らない人は不信感を抱いてしまうと思われます。
⑤Instagramでは?
Instagramでは明治薬品の名前のアカウントは確認できませんでしたが、明治薬品の製品を販売している明治美世界の公式アカウントがありました。
明治美世界では主にダイエット用食品や美容系の食品を多く取り扱っています。
Instagramで明治薬品と調べると、様々な方が「ホワイトチアスムージー」や「シボラナイト」という製品について投稿しています。
これらの投稿はPRと書かれているものが多く、明治美世界の公式アカウントが記載されていることから、広告として投稿されているようです。
このようなダイレクトマーケティングも、明治薬品が胡散臭いと思われる要因の1つかもしれません。
⑥会社名が胡散臭く感じる?
明治薬品は社名が「明治製薬」やお菓子メーカーの「明治(meiji)」に似通っています。ですが調べた限りではどちらとも関係は無いようでした。
特に同じように医薬品や健康食品を扱う明治製薬と名前が似ていますし、明治製薬の公式ホームページに「偽サイトにご注意ください」という注意書きが載っていました。このことから一部の人から不信感を持たれてるのではないかと思います。
ただし、明治製薬のホームページなどを調べても、明治薬品についての対応だという証拠は見つけられませんでした。
明治薬品も会社として成り立っており、自社製品も販売しているので、偽サイトというのは迷惑メールなどで届く別のものを指していると思われます。
⑦薬品をあまり売っていない?
明治薬品の商品はサプリメントなどの健康食品や、育毛剤などのイメージが強くあるようです。これはサプリメントなどの広告が全面的に押し出されているからだと思われます。
明治薬品の公式通販を見ると、バナーなどはサプリメントがメインでしたが、湿布や風邪薬などの第二類までの医薬品も並んでいました。
健康食品などは幅広く広告をしたい商品ですが、医薬品は必要な人しか買わないため、広告を打ち出していないのだと思われます。他にも肥満症に効果のある漢方薬の「防風通聖散」なども販売されています。
「薬品」という社名を持ちながら、実際の薬品を販売しているところを知らないと胡散臭いと感じてしまうかもしれませんね。
⑧子会社になって怪しくなった?
明治薬品は2021年から株式会社ファーマフーズの子会社となっています。先ほど紹介した育毛剤の「ニューモ」も元々ファーマフーズの製品でした。他にも定期的に使用する製品として、スキンケア用品などを販売しています。
ファーマフーズはネット上でよく「怪しい」や「解約できない」と検索されており、SNS上でも同様のことが言われていました。
これらをよく調べてみると、商品の定期購入コースを注文していることで解約できない規約に同意しているため、解約ができないと言われているようです。そして、解約の電話が繋がりづらいことも一つの要因のようでした。
定期購入ではない、縛りのないコースなら解約自体はできるようです。また、電話が繋がらない場合は問い合わせフォームから解約できることがわかっています。問い合わせフォームのフォーマット自体はわかりやすくなっていました。
こういった口コミが広がっていたファーマフーズの子会社となったため、明治薬品も怪しいと言われるようになった部分があると思われます。
明治薬品は胡散臭い?私の考えまとめ
いかがでしたか?
今回は「胡散臭い」と言われる明治薬品について調べてわかった8のことを解説していきました。
インターネット上のマーケティングをする以上、SNSやWeb広告は切っても切れない関係だと思います。
今はテレビCMを打つよりもネット上で広告を打つ方が多くの人の目に止まりやすいでしょう。特に若い人はテレビを観るよりもスマホやパソコンなどでインターネットをする時間が長いので、そこに広告を入れることは購買促進に繋がりやすい、という企業戦略だとも思います。
また、通販サイトでも多種多様な製品を販売していたり、Eスポーツの施設を作ったりと、様々なことに挑戦している企業なのだろうという印象を受けました。
この挑戦の姿勢が「胡散臭い」と言われてしまっている要因にもなっていると思いますが、今後の活躍に期待していきたいですね。